ウェディングレポート

2018年5月3日挙式披露宴
中平幸治さん 春菜さん
 

お二人が結婚式を挙げた5月3日は、実は新婦さんのお母さんの誕生日でした。
お申し込みをいただいた時、新婦さんが真っ先にリクエストされたのは、「この日はお母さんの誕生日なので、今までの誕生日の中でも一番記憶に残ることをしてあげたい。」でした。
結婚式という場で行うセレモニーなので、何か結婚式を関連付けた内容がないものかと考え徐々に構想がカタチになっていったのです。
新婦さんのご両親は今年で結婚30周年を迎えられるそうですが、新婦さんは両親の当時の結婚式のアルバムをお母さんに内緒で拝借してきて、その写真をチョコプレートにして誕生日ケーキとともに祝うという内容のものでした。
お母さんの誕生日を祝いたいと思っていたのは新婦さんだけではなく家族も同じ思いでいました。
そこで、兄弟やお父さんにも協力していただき、キャンドルの灯りに灯された誕生日ケーキを運んでいただくことにしたのです。
新婦さんがバースデーソングを歌いながら…
ケーキを目の前にしたお母さんは、当時の写真が添えられていることに気付き、恥ずかしながらも喜んでいらっしゃいました。

一方新郎さんの両親は、結婚36周年を迎えられるということで、同じく写真をチョコプレートにしてプレゼントをされました。
このセレモニーの締めくくりは、やはりサンクスバイト。
両親での食べさせ合いで会場が一層和やかな雰囲気に包まれたのでした。

 
挙式は新緑に囲まれたガーデンにて人前式をおこないました。
週間天気予報では絶望視されていましたが、この日はいい意味で天気予報が外れてくれました。
5月2日は雨、5月4日も雨、なぜか3日だけ晴れたのです。
プランナーである私が晴れ男だからと言いたいところですが、きっとお二人の想いが強かったんですね笑。



そこで、新郎さんは新婦さんに内緒でダーズンローズセレモニーをおこなわれました。
ところで『ダーズンローズセレモニー』とは?
ダーズンは数字の12を意味します。新郎さんがゲストから一本ずつ受け取った12本のバラを新婦さんに贈る儀式。この12本のバラには、それぞれ「愛情、情熱、真実、尊敬、栄光、努力、永遠、感謝、誠実、幸福、信頼、希望」という意味が込められています。ダーズンローズセレモニーは、新郎さんが12本のバラのブーケを渡すことで、「一生、新婦さんにこれら12個のことを誓う」というプロポーズのような演出です。
新婦さんが大好きなブルーローズを新郎さんがゲストから集めて、挙式の後半で感謝のメッセージと花束にしたそれをプレゼント♡

ところで、お二人が出逢うことになったきっかけとは?
新郎さんが地元で活動していた消防団に新婦さんが女性消防団として入団されたことが出逢いの始まりだったようです。
同じ消防団の共通の友人の後押しもありお付き合いが始まったとのことで、言わばキューピットであるその友人に代表でスピーチをしていただくことに…
出会った当時のエピソードなども交えながらの心温まるスピーチでした。

消防団で出会ったお二人ですが、実は実家がものすごく近い距離にあったのです。
その距離、なんと徒歩5分という近さ!!
こういうエピソードを聞くと単なる偶然には思えないですよね、いわゆる運命的なものを感じられずには要られませんね。
そんなわけで、お互いの家が近いという事実を結婚式の何かで表現できないものかと考えた結果、新婦さんの家から新郎さんの家まで歩く姿を映像として記録して、お互いの家の近さをリアルに感じていただき、新婦さんが嫁いでいくというイメージ映像を制作することになりました。
その映像にはお互いのご両親に特別出演をしていただきました。
こちらから出演の依頼を事前にさせていただいたわけではありませんでしたが、協力体制だったご両親に触れたとき、このお二人の結婚式は周囲のみんなが寄せる大きな期待と祝福を感じました。
当然と言えば当然なのかもしれませんが、なんだか私はその光景がすごく嬉しかったことを思い出します。
この完成された映像は、オープニングムービーとして上映して、そのあと新郎新婦が入場したのでした。
 
新婦さんはこの一年の間、友人逹の結婚式ラッシュだったそうで、それぞれの結婚式の記憶が鮮明に残っていたので、皆と違う工夫をしたいという思いがありました。
そこで披露宴の入場からの流れをアレンジを加えることに…
入場したら、まず選手宣誓風な挨拶をして、そこからケーキ入刀。

雪だるまのケーキは、付き合ったときに大雪が降って雪だるまを一緒に作ったエピソードをヒントに作られたものです。
 
そして、乾杯の発声をしていただくはずの職場の上司には、その前に日頃の感謝を込めて二人からサンクスバイトのサプライズ。

会場装飾も新婦さんのDIYがらしさを醸し出していました。
『テーブルナンバー』はなんと特大キャンドル!
そのキャンドルにはアルファベットが貼られており、キャンドルサービスにも使われる優れモノ。

ウェルカムスペースにはセンスを感じるウェルカムボードとレゴで作った新郎新婦とケーキ。

友人達からの余興は、会場をより一層のお祝いムードにして盛り上げていただきました。
体を張ったにゃんこスター。

まるでトリックのような逆再生でのムービーとキレッキレのダンス。

保育園からのサプライズムービー…etc
 
ビーラクスでの結婚式はガーデンやテラスを使用されることがあり、天候に左右される一面もありますが、このお二人は全てが予定通りに進めることができて本当によかったです。
 
ウェディングレポートのラストは、昼神の『はなもも』に囲まれての前撮り写真です。

いつまでもお幸せに!

[ ウェディングレポート ]ビーラクススタッフブログ2018/07/13 22:31