この街「南信州 飯田」の魅力

皆さんおはこんばんは
火曜日の人 わたくしでございます。
前回のブライダルにはまったく関係のない家電修理ブログから更新をしておりませんでした。
もし期待をしていただいている方いらっしゃいましたら深くお詫びいたします。
前回の記事にてこの「南信州 飯田」で特定商品の魅力的な取り揃えを誇る2店舗を紹介していたことに、
記事を読み返している中で気がつきまして、
わたくしが感じるこの南信、飯田が誇る魅力をお伝えするということは
ひとつテーマとして善いことではないか?ということに気がつきました。
ということで最近感じましたこの街の魅力を火曜日のわたくしからお届けをしたいと思います。
 
2018年は記録的な寒さを誇りまして、つい先日も週の中ほど水曜日に積雪と、記録的な寒さがやってまいりました。
そのときにビーラクス前の若干の斜度のある道路がスケートリンクかと思うほどの凍結となりました。
夜、外出の予定があり、積雪、凍結の影響を考慮して、早めに移動をしようと外に出ると
車が渋滞を起こしているではありませんか!!
 
くしくもわたくしが以前外出をしようと出発をした直後、脱輪を起こした箇所にハザードをつけた車両を発見!
「自分が間抜けということではなく、やはりあの箇所に危険が潜んでいたのか!!」
と近づいてみると脱輪ではありませんでした。
その反対車線の車道にスーツを着た紳士が極寒のアスファルトの上で横たわっており、
どうやら凍結によって転倒してしまった様子。
幸いにもその瞬間に出くわしたであろう車両2台が停車し、両車線を塞いでおり、
倒れた方の二次被害は防ぐことできておりますが、
両車線がふさがってしまい、車の列は長くなる一方。
 
たまたま居合わせた方の善意で救急車が呼ばれておりましたが、
この日の天候で地元鼎一帯の道が
凍結しておりましたので救急車の移動も時間がかかることが予想されました。
脱輪で片車線を塞いだ経験のあったわたくしですので、
ここは交通整理を行い一車線ずつの交互通行がベストアンサーではと思い立ち、
反対車線の先頭車両のところに居合わせた方と
「片側ずつ通して行きたいと思いますが!」とお伝えすると
「そうしましょう!」と
快くお手伝いをしていただけることに
「はじめこちら止めますね」と、普段参加している勉強会で
「元気な挨拶はいざというときの声を出す訓練!」と教わりましたが、
そういうことに出くわすことは本当にあるのだなぁと実感しながら
反対車線の5メートルほど離れた先頭車両の方と呼吸を取り、
停車されている方に
「路面の凍結で転倒した方が車道に倒れているので片側通行にご協力いただきたいのですがお待ちいただいてもよろしいでしょうか?」
とお伝えすると
「あら!大変。待ちます」
と快く快諾。
それから最終的に15台ほどの方にお伝えをしましたが、
皆さん快く協力をしていただきました。
15分ほどだったと思いますが、救急車が到着し、
転倒した方も意識を取り戻しておりましたが、救急隊の方の診断で救急車で病院に向かわれました。
見届けた後、反対車線の先頭車両で案内をしていただいた方と
「ありがとうございました。」とお礼を言い合って、
無事故で終息を向かえることができました。
悪天候の中、誰もが天候の不運を思い、苛立ちもあったと思うのですが、
自分が声をかけた方で、「拒否をする」「悪意を示す」方が
一人も感じられませんでした。
その証拠に停車した車が動き出すとき、3台に1台はスリップをするような
悪路面で無事終息になったのはそこにいた方々の善意なくしてありえません。
路面はがちがちに凍結していたからこそ、
改めてこの街に住む人の温かさを実感しました。
 
本日も普段は妻の乗っている車を運転していたときに不調になり、
走行中にエンジンが停止するという不運にめぐり合いましたが、
停車してしまった軒先の方に
「すみません。車のエンジンが止まってしまい、申し訳ないのですが
車屋さんが来るまで車を止めさせていただけないでしょうか?」
とお願いをさせていただいた返答に驚きました。
おそらくその家のおばあさまと思われる方がおっしゃった一言が
「あら、お気の毒に。どうぞ。」
でした。
すごく素敵な日本語に救われる思いでした。
よく、他地域の方から「飯田の人は人がいい。」
とおっしゃっていただくことがありますが、自分もそう思う一人です。
おそらく、農業主力の地域柄、自然を相手にするうえで人間一人の微力さと
力を合わせる尊さが生活に密着していることを感じます。
何かと個人主義、競争原理が強い影響を及ぼす現代にあって、
稀有な地域だと思っています。
個人主義、競争原理のなかで、癒される瞬間というのは
やはりその真逆のベクトルにあるときなのだと実感し、
そういった日々の中で癒しを求めている方は
ぜひ飯田にお越しいただければ「ほっ」とする瞬間に出会えると思います。
とはいえ、人間ですので、みんながみんな、いつでもというのは難しいですが、
「ほっとできる確率」はかなり高いと思いますので
この辺鄙な飯田に足を運んでみてください。
本当に素敵なところです。

[ この街「南信州 飯田」の魅力 ]ビーラクススタッフブログ2018/01/30 22:57