お気に入り「toricot amadana」が!!

お読みいただいている皆さんありがとうございます!
本日のブログは
わたしのお気に入りの電気ケトル「tricot amadana」が
個人では完全に修復不可の状態であることにたどり着くまでのプロセスを
掲載した内容になります。
あまりにもブライダルからかけ離れた長文の内容のため
事前告知することにいたしました。
(販売された電気製品の分解、修理を促すものではありませんので
ご注意ください!!)

皆さんは普段どんなものを飲んでいらっしゃいますでしょうか??
わたくし日頃から珈琲を愛飲しておりまして、
通常であれば1日1リットルくらいは摂取しているのではないか?!
というペースで飲んでおります。
このペースですとやはりドリップをして飲むのが、珈琲の状態的にも
コストパフォーマンス的にも優れてまいりますので、
よくドリップして飲んでおります。
わたくしの日常や普段の生活に密着したこと、密着したものの
判断基準の上位には「コストパフォーマンスが優れていること」
という項目があります。
何せわたしも家庭ではお父さんですし、
ここビーラクスで披露宴を挙げたカップルの1組です。
喜んで出費ができる身の上ではありませんし、
この日常生活の小さな「差」こそ、大きな違いを生み出すことに
結婚7年を過ぎたわたくし、実は気がついております。
以前はポットのお湯を電磁調理器で加熱をして、
珈琲を淹れておりましたが、今年の初めとても魅力的な商品と
カインズホームさんで出会ってしまいました。
それがこちら!!

tricot amadanaのステンレスであろうシャレオツな電気ケトル!
このケトルのもっとも優れている点はお気づきの方も多いと思いますが
珈琲ドリップのためのデザインを思わせる細口の注ぎ口!!
当時もプラスチック製のケトルが多い中、
全面に主張されたいぶし銀の見た目に、
ティファールさんのケトルを買った直後ではありましたが、
そちらを実家用にする!
と業界ではあるまじき浮気行為をさらっとこなし、
晴れてわたくしの職場での相棒となったこのケトル君。
しかしながら先日、珈琲を入れるいつものルーティーンが
途中で止まってしまいました。

お湯が沸いてないんです。
電源オンのランプはついているのに…
先輩から「同じ失敗を繰り返すようではならない!」
との教育を受けておりましたので、
このお気に入りのケトル君が使える可能性がある状態で別のものを使う気にはなれず、
(単純にこのようなデザインのケトルはわたくしの知る限り
高額商品のためなんとしても復活してほしかったのが理由ではありますが…)
復活への道を進もうと決意いたしました!
そこで今回新たな相棒を迎え入れました。
ジャン!

テスターくんです。
わたくしの電気修理の先生から
「テスターを購入するならぜひデイツーで」
との教えを受け、通電チェックが可能なものをセレクト。
実は仕事上、「テスターあってもいいかな??」と思う場面が
ほかにもあり、今回購入に踏み切りました。
なんとこのケトル君とほぼ同額のテスターくんが仲間に加わりました。
そしてわたくし愛用の道具箱。

趣味と実益を兼ねたラインアップでございます。
さぁ、分解をいたします。
おや??

出ました。いたずら防止、そして安全性を最優先に考えられた
この汎用性の少ないねじ山。
なんとY字です。
愛用のMacbook ProのHDD交換のためのトルクスドライバーは持っておりましたが、Y字とは…
ということでY字ドライバーと出会うべく、ホームセンターめぐり。
2店舗目でありました!!

「綿半ホームエイド」さん!!
ドライバーのラインナップが半端ではなく、驚きました!!圧巻です!
ドライバーをお求めの際には綿半さん推しです!!
ここで、わたくしの尊敬してやまないGoogle先生に尋ねました。
「電気ケトル 沸かない」
さまざまな情報を提供してくれますが肝心のこのケトル君の情報、
残念ながら自分ではたどり着けませんでした。
自分にとってはこの上ないケトル君ですが、シェア率の差でしょうか・・・
気を取り直し、分解に移ります。
まずはコンセントが出ている台座から!

はい。つめ折ってしまいました。

テスターでのチェックで通電を確認。
その後、コンセントにつないで100Vが通っていることも確認しました。
ここではないのか…
先ほどのGoogle先生の情報から、他メーカーではありますが、
電気ケトルの故障には「温度ヒューズ」なるものが影響をすることが
多いようなので、ヒューズを探しましたが、
それらしいものはここにはありませんでした。

続いて本体に移ります。
基本的に、復活をさせることが前提ですので台座で
つめを折ってしまったものの
復活度を最大限に高めるべく進めましたが
どうしても下蓋をはずすことができなかったので
やむを得ずメスを入れることに。

そしてついに心臓部をあらわしましたケトル君です。


構造は思ったよりシンプルであります。
温度が高くなることを想定し、配線には懐かしさを漂わせる
コタツコードコーティングが!
ステキです。

見慣れない端子を発見。Google先生にお尋ねしますと、
これが「温度ヒューズ」とのこと。
ヒューズは透明の管に、針金的なものという先入観で
Google先生がいなければ完全にスルーでした。
こちらも通電を確認。
もう一方の白の線も通電を確認。
スイッチ関係かと探りましたが、
すべて異常なし…
なぜ沸かないのか…
頭を抱えているときにビーラクス電気製品修理の先生が登場。
どうやら、電気ケトルの分解は未経験とのことで、
興味がそそられた模様。
その先生から
「このコイルってどのくらいの抵抗なんですかね?」
さすが先生!
知りたいポイントがステキすぎます。
ちなみにここで測定。

ん?
数字が出ません。
ここで自分の誤りに気がつきました。
この部品、発熱をするためのもので通電とは関係ないと
勝手に思い込んでおりましたが、そもそもここに電気を通して
発熱させるため、この箇所の通電こそがまさにこのケトル君の大動脈。
しかし、ここの抵抗値が出ない…
もしやの通電チェックで通電しないことが判明。
この先のコイルについてはわたくしの手には負えないと判断。
購入から1年以内でしたがレシートもなかったので、分解もしてしまいましたし、
メスも入れてしまいましたのて、
これが限界となりました。
わたくしの大切なケトル君、「お湯を沸かし注ぐ」という役目から
「お湯を注ぐ」という昇格をし、後任に実家の
ティファールくんが登場し、「お湯を沸かす」という役職が与えられ
新たなルーティーンが構築されました。
このケトル君の情報があまりにもなかったので
今回掲載をいたしましたが、ケトル君は非常に高い電流が流れ、
消費電力も非常に高いです。
分解をすると使用中の事故のリスクが生まれますし、
起こる事故も大きいことが想定できるのでお勧めできません。
ケトル君愛に溢れ、このブログにたどり着き、
見ていただいた結果、難しそうかな?と思われた方は迷うことなく
カインズホームさんのサポートを受けられることを強くお勧めいたします。
構造は思った以上にシンプルです。
断線、温度ヒューズ切れであればおそらく直していただけると思います。
そしてこのケトル君、こんなにステキなのに、
なぜ販売終了になってしまったのか…
個人的な考察ですが、このケトル君の後発商品は
他社製品同様プラスチックボディーから察するに、
このいぶし銀のステンレスと思しきボディー。
熱伝導もすばらしく、お湯が沸くと熱くて触れないんです。
ふたもプラスチックは一部ですのでシルバーの部分に手が当たろうものなら、
結構熱いんです。
そんなところがいぶし銀を全面に打ち出した見た目から
「わたし不器用ですから・・・」
といっているようでそんなところもステキだと個人的には思っていました。
しかしながら、そう思う人も限られてしまう感は否めません。
このケトル君もコストパフォーマンスにとても優れた商品で
購入に踏み切りましたが、その分修理代は割高に感じてしまいます。
特に魅力的で、販売が終了しているともなると
「買い替え」と「修理」
の葛藤にとても悩みました。
ただその悩みもケトル君の正常起動が失われた状態で初めて悩みましたので、
身近な「物」「人」を大事にすることがもっとも大切だと
改めて感じたお話でした。

[ お気に入り「toricot amadana」が!! ]ビーラクススタッフブログ2017/11/28 23:52